【ニューデリー】外国直接投資(FDI)の流入額は、世界的信用危機の影響で、昨年10月以降3ヶ月連続激減していたが、2009年1月には27億米ドルをマーク、前年同月比58.8%増加した。
エコノミック・タイムズが3月16日報じたところによると、産業政策振興局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)のAjay Shankar次官はこのほどPTI通信に以上の消息を語った。それによると、1月のFDI流入の急増は、インドの投資環境に対する投資家の信頼回復を証明したものと言える。これにより年初10ヶ月(2008/4-2009/1)のFDI流入額は238億米ドルをマーク、通年では政府が当初掲げた目標額350億米ドルには及ばないものの、昨年実績の250億米ドルを上回るものと見られる。今会計年度のFDI流入額は2008年9月までは毎月20億米ドルの大台を超えていたが、世界的景気後退の影響で2008年10月以降激減していた。