【ムンバイ】厳しい就業環境が今後さらに1、2年持続する可能性が予想されているにも関わらず、少なからぬビジネス・スクールが入学定員を最大50%拡大することを計画、また積極的に新コースを開設している。
ビジネス・スタンダードが3月12日報じたところによると、就業市場の環境悪化に関わらず、これらの学校は、進学を望む学生の需要は依然旺盛で、入学定員とコース・ポートフォリオの拡大が必要との強気な見通しを維持している。某校理事は、「現在入学するものが卒業する2年後には市場環境も改善しているはず」と語った。
既に複数のビジネス・スクールが、国内技術教育の監督機関、全インド技術教育委員会(AICTE:All India Council for Technical Education)から入学定員拡大の認可を得ている。
アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のIndian School of Business (ISB)は1年間の経営管理コースの定員を現在の440人から560人に27%拡大する。
マハラシュトラ州MumbaiのNarsee Monjee Institute of Management Studies (NMIMS)も今年、入学定員を240人から360人に50%拡張する。
オリッサ州BhubaneshwarベースのXavier Institute of Management (XIM-B)は、旗艦とする経営および農村経営プログラム(flagship management and rural management programmes)の定員を120人から180人に拡大することをAICTEにに申請した。同校はまた今年からマネージメント・プログラムに15ヶ月の大学院専門職(post-graduate diploma)コースを追加する。
ウッタルプラデシュ州Ghaziabad拠点の経営技術学院(IMT:Institute of Management Technology)はアンドラプラデシュ州に分校を設ける計画だ。既に州政府から用地の提供を受け、AICTEに12月か 逑・w申請を受け付ける許可を求めている。IMTガジアバード校のB S Sahay理事によると、新キャンパスは2010年にオープンする。ガジアバード校の入学定員もこれまでの360人から今年は420人の拡大する。今年の卒業生の80%の就業先は既に内定していると言う。
インド経営管理学院アーマダバード校(IIM-A:Indian Institutes of Management Ahmedabad)のSamir Barua理事によると、人的資源開発省から、いわゆる『その他の後進階級(OBC:Other Backward Class)』に対する割り当ての実行を指示されおり、このためIIM各校は入学定員の拡大を準備していると言う。