2009-03-16 ArtNo.42038
◆IIM-C新卒の国内初任給23%ダウン
【コルカタ】インド経営管理学院カルカッタ校(IIM-C:Indian Institute of Management-Calcutta)の2008-09年度新卒国内平均初任給は2007-08年に比べ23%下降、求人数も10~20%減少した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが3月11日伝えたところによると、IIM-CのDr Prafulla Agnihotri就活担当主任(Chairperson, Career Development and Placement)は10日記者会見し以上の消息を明らかにした。
それによると、国内平均年間初任給パッケージは127万ルピー(US$2万4612)と昨年の164万(US$3万1783)を下回った。最高額も600万ルピー(US$11万6279)と、やはり昨年の650万ルピー(US$12万5969)に及ばなかった。国際平均年間初任給パッケージはボーナスを抜きにして8万6785米ドル、同最高年間初任給パッケージはボーナス抜きで13万米ドルで、ボトムのパッケージは60万~70万ルピー(US$1万1628-1万3566)だった。常連企業は昨年並みのパッケージをオファー、給与水準を引き下げなかったが、各企業とも求人数は減少した。
例年校内就職斡旋会は5~6日だが、今年は265人(昨年は291人)全員の就職実現を目指し前後2回に分けて合計10日間を費やした。
訪れた企業の数は昨年の107社から86社に減少、中でも外国企業の数は昨年の39社から29社に減った。
今年はSmall Industries Development Bank of India(SIDBI)/インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)/Indian Oil Corporation Limited (IOCL)/National Thermal Power Corporation (NTPC)/Coal India Ltd/Bank of Baroda/Union Bank of India等の公共機関が多く参加、34人が公共部門への就職を決めた。最も多くの求人を行った国内企業はJaypee Capitalで、外国企業のトップはFrost and Sullivanだった。
就職内定者を業種別に見ると40%が金融、21%がコンサルティング、18%がマーケッティング、14%が一般経営管理(general management)で占められた。就職が内定した265人中いわゆる青田買いは56人で、昨年の90人を38%下回った。
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