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2009-03-09 ArtNo.42011
◆3月の鉄鉱石輸出下降:インド鉱業連盟予想
【ムンバイ】インドの鉄鉱石輸出は、在庫水準の急増で中国が輸入を減らしていることから、下降が予想される。インド鉱業連盟(FIMI:Federation of Indian Mineral Industries)幹部は「2月の最後の週以来需要は枯渇している」と語った。
ビジネス・スタンダードが3月6日伝えたところによると、FIMIのRahul Baldota会頭はブルームバーグの電話インタビューに対して以上のコメントを行った。同会頭によると、インドの鉄鉱石価格は2月にトン当たり85米ドルから15米ドルほど値下がりした。
Scotia Capital Incの先週の報告によると、需要の軟化から2月には中国の港湾で鉄鉱石を卸すため待機中の船舶が前月に比べ50%増加した。
FIMIによると、インドの2008年10月の鉄鉱石輸出は前年同月の800万トンから150万トンに激減したが、中国の強い需要から2008年12月と2009年1月の輸出は増加した。しかし今ではまた2008年9~10月の水準に戻りつつある。2月の販売は多少増加した可能性もあるが、3月は間違いなく下降すると言う。
中国政府の4兆元(US$5850億)景気刺激措置に伴う需要増を予想した中国鉄鋼メーカーが生産を拡大したことから、中国における鉄鋼価格は今年2月4日以来12%下降した。中国鋼鉄工業協会(China Iron and Steel Association)が2月23日報じたところによると、中国鉄鋼メーカーの60%以上が、今や損失を強いられている。
英国のMetal Bulletin Plcの報告によると、鉄鉱石価格は2月の最後の週にトン当たり75米ドルに8.5%ダウン、2008年10月以来最大の週間値下がり幅を記録した。
Scotia Capital Incのアナリスト、Na Liu氏のレポートによると、景気復調に対する期待を背景にした値上がりが、鉄鋼生産の拡大を誘発、あまり急速に拡大した結果、在庫の急増を招いた。中国鉄鋼市場の後退は明らかに鉄鉱石価格にマイナスの影響を及ぼしていると言う。
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