SEAnews 2009-03-09 ArtNo.42010

【ニューデリー】自動車産業と建設業の需要回復に支えられ、2月の鉄鋼消費は445万トンと、昨年同月比5.7％増加、鉄鋼産業の復調を窺わせた。
ザ・ヒンドゥーが3月6日報じたところによると、2月には自動車産業の目覚ましい成長が記録されたが、鉄鋼国内生産も474万トンと、昨年同月の461万トンに比べ2.8％増加した。鉄鋼省の統計によると、2月には鉄鋼製品輸入が昨年同月比40％増の35万トンを記録した反面、輸出が同17％減の32万トンにとどまり、この点からも旺盛な国内需要が窺える。
今年初11ヶ月の鉄鋼消費は前年同期の4678万トンから4738万トンに1.3％、国内生産は同5085万トンから5150万トンに1.3％、それぞれ増加した。
一方、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが3月5／6日、JSW Steelの5日の発表を引用し伝えたところによると、同社の2月の粗鋼生産は昨年同月の30万5000トンから33万1000トンに8.5％増加した。2月に試運転を開始した年産300万トンの高炉は1万8262トンを生産した。鋼板の生産は24万8000トンから25万7000トンに3.9％、条鋼の生産は同2万6000トンから4万3000トンに66.4％、それぞれ増加した。