SEAnews 2009-03-06 ArtNo.42004

【ニューデリー】インド政府はプロジェクト1件当たり50％、最大2500クロー(US$4.84億)の投資補助を行うことを通じ、向こう5年間に国内創薬産業に10億米ドル以上の資金を注入することを検討している。
ビジネス・スタンダードが3月2日伝えたところによると、政府筋はこのほどPTI通信に以上の消息を語った。それによると、先進国の企業がこれまで十分な投資を行って来なかった領域の治療薬に照準を合わせる。10億米ドルの半分は化学・肥料省が拠出し、残りは国内製薬業界が負担することになる。民間企業はこれほど膨大な投資を行うことを躊躇するため、政府は当初2～3年の間半額出資に応じる。化学・肥料省の担当チームはコンサルタント会社Mckinseyの協力の下に関係計画を立案、製薬会社15社の意見も聴取した後、総理府に承認を求めた。2020年までにインドを世界創薬ビジネスのトップ5のハブにすることを目指しており、公共民間協力(PPP:public-private partnership)コンセプトに基づき関係インフラを整備する他、金融面の奨励措置を導入、関係規則の改善も図ると言う。