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2009-03-06 ArtNo.42003
◆膨大な探査資金需要がRIL/RPL合併の理由?
【ムンバイ】証券ブローカーやファンド・マネージャーらは、石油・ガス探査活動の膨大な資金需要が、Reliance Industries Ltd (RIL)とReliance Petroleum Ltd (RPL)合併の背後の理由と見ている。
ビジネス・スタンダードが3月3日報じたところによると、RILとRPLの合併は大規模なグループ資産再編計画の第一歩と見られる。目下のところ石油精製を含む石油化学ビジネスがRILグループ収入の60%を占めているが、グループは野心的な地球規模の石油/ガス探査活動を準備している。
アナリストらによると、石油精製/石油化学ビジネス収入は精製マージンに大きく依存しており、精製マージンは不安定な原油価格に依存している。そこでグループは将来の最大の収入源として石油・ガスの探査/生産活動に注目している。石油/ガス探査ビジネスの価格収益率(price to earnings ratio)は石油精製ビジネスのそれを遙かに上回る。
既にインドの炭化水素資源生産の40%に貢献しているRILの探査ビジネスの成功率は63%と、国際平均を遙かに上回る。RILはこれまでに探査生産活動に100億米ドル以上を投資して来たが、今後ガス田の経営が大きな収益をグループにもたらす見通しだ。こうした中で同社は国内のみならず、すでにイランとベトナムに拠点を設け、国際的な探査生産活動に本腰を入れる構えだ。このため同社は多額の資金を必要としており、その一部は借入で賄うが、精製ビジネスからの収入に大きく依存することになる。そこにRILとRPLが合併する必然性を見て取ることができると言う。
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