【ニューデリー】インド乗用車市場の復調を暗示するかのように、国内最大のカー・メーカーMaruti Suzuki India Ltd(MSIL)は、2月の総販売台数が前年同月比24.08％、第2位のHyundai Motor India (HMIL)は同31.9％、そしてToyota Kirloskar Motor India Ltd(TKMIL)は同56％、それぞれ増加したと発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが3月2／3／5日報じたところによると、MSILの2月の総販売台数は昨年同月の6万3822台から7万9190台に24.08％、国内販売は同5万9311台から7万625台に19.08％、輸出は同4511台から8565台に89.87％、それぞれ増加、取り分け輸出の急増が目立った。Ａ2セグメント(A-Star/ Alto/ Zen Estilo/ Swift/ WagonR)の販売台数は4万4059台から5万331台に14.24％増加した。しかしかつての売れ筋M800の販売台数は同5745台から4075台に29.07％の落ち込みを見た。
HMILの2月の総販売台数は昨年同月の2万9001台から3万8254台に31.91％、国内販売台数は同1万4600台から2万1215台に45.31％、輸出は同1万4401台から1万7039台に18.32％、それぞれ増加した。総販売台数の内訳は、ハッチバックSantro/Getz/ i10/ i20が3万4285台、Accent/ Vernaが3900台、Sonata Transformが66台、SUV Tucsonが3台。
TKMILの2月の総販売台数は昨年同月比56％増の3511台を記録、内訳はCorolla759台(138%増)、Qualis2676台(40%増)、Camry76台(245%増)。
Honda Siel Cars Indiaの2月の乗用車国内販売台数は昨年同月の3774台から5579台に47.83％増加した。
General Motor India(GMI)の2月の国内販売台数は昨年同月の5563台から4921台に11.54％減少した。
多用途車(utility vehicles)メジャー、Mahindra and Mahindra(M&M)の2月の車輌販売台数は合弁会社のものも含め1万8379台から1万9594台に6.61％、自社販売台数は昨年同月の1万5313台から1万5728台に2.7％、それぞれ増加した。多用途車の国内販売台数は昨年同月の1万2562台から1万4720台に17％、商用三輪車のそれは同2347台から3415台に45.5％、それぞれ増加した。しかしMahindra Renaultの2月の販売台数は昨年同月の2751台から1008台に63％減少した。
Tata Motorsの2月の車輌総販売台数は4万3807台、国内販売台数は4万2493台を記録、このうち乗用車国内販売台数は昨年同月の1万8766台から1万9039台に1.5％増加したものの、商用車の国内販売台数は同3万1317台から2万3454台に25％減少した。
Ashok Leylandの2月の商用車販売台数は昨年同月の7051台から3245台に57％、うち中大型商用車のそれは同5554台から1438台に74.1％、それぞれ減少した。とは言え1月の総販売台数2444台に比べ多少改善した。