2009-03-02 ArtNo.41986
◆Vedanta、オリッサ州アルミ事業にUS$123億投資
【ブーバネスワル】Anil Agarwal氏に率いられるVedanta Aluminium Ltd(VAL)はオリッサ州Kalahandi県に年産100万トンのアルミナ製錬施設を建設後、同州Jharsuguda県に年産50万トンのアルミニウム製錬施設と1215MW(メガワット)の自家発電施設を設ける計画に着手、これまでにこれらの事業に2万5000クロー(US$51億)を投資した。同社は今後4年間にさらに3万5000クロー(US$72億)を投じてこれらの設備を拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが2月26日伝えたところによると、合計6万クロー(US$123億)の投資計画が2013年に完成すると、グループのアルミニウム年産能力は260万トンに達し、取り分けJharsuguda製錬施設は単独では世界最大の160万トンの製錬能力を備える。チャッティースガル州Korbaの既存プラントの年産能力も100万トンに達する。またJharsugudaの自家発電施設のキャパシティーは3500MWに、Lanjigarhのアルミナ年産能力は500万トンに拡大される。Jharsugudaには別に2400MWの発電施設も設けられる。
Jharsugudaでは第1期分の年産25万トンのアルミニウム製錬施設がほぼ完成し、288坩堝中216坩堝が稼働している。残りも今年6月までに稼働する予定だ。第1期計画では675MWの発電施設が設けられるが、これも既に540MWの設備が稼働している。
他方、Lanjigarhの年産100万トンのアルミナ製錬施設は2007年10月に完成したものの、原料のボーキサイトの供給不足から2本の生産ライン中1本しか稼働しておらず、毎日500万ルピーの損失を出している。隣接するNiyamgiri Hillsのボーキサイト鉱山は森林保護問題、環境問題、少数部族の反対に直面、採掘不能に陥っていたが、最近最高裁が採掘を認める判決を下した。このためVALはOrissa Mining Corporationと合弁で採掘を間もなく開始する見通しだ。
|