2009-02-27 ArtNo.41978
◆パナソニック、US$3億投じインド・ビジネス拡張
【ムンバイ】Panasonic India Ltd(PIL)は向こう3年間に3億米ドルを投じ製造事業を拡張するとともに、エントリー・レベルの家電製品や耐久消費財をより多く投入し、売上げの拡大を図る。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが2月23日伝えたところによると、PILのイトー重役(CEO)はこのほど記者会見し以上の計画を語った。それによると、マーケッティング網の拡大に力を入れ、印刷媒体やテレビジョンを通じたプロモーション・キャンペーンを展開する。今年だけでこの種のプロモーション活動に13クロー(US$267万)を投じる。年内にブランド・ショップの数を48店から100店に、ディーラー網を70店から200店に、チャンネル・パートナーを130店から500店にそれぞれ拡大する。パナソニックは世界的には人員を削減しているが、インドでは新たに約100人のセールス・スタッフを雇用する。こうした努力を通じ年間売上げを現在の2200クロー(US$4.51億)から2倍に拡大することを目指す。
エアコン、家電、プラズマ・ディスプレー、LCD-TV、調理用器具、デジタル・カメラ等の成長の潜在性は大きく、来月はクリーン・テクノロジーを採用した2万1900~5万5000ルピーの価格帯のエアコン3モデルを発売する。スプリット・エアコン市場の10%のシェアを獲得するのが当面の目標。
また国際製品ポートフォリオの中からラップトップPCや監視カメラ等の新領域の製品をインド市場に紹介する。Sabiha Kidwai重役(マーケッティング担当GM)によると、ムンバイ同時テロ事件以来、監視カメラの需要が拡大している。
パナソニックはインドに現在5工場を有するが、来年は家電製品の新製造施設を設け、冷蔵庫、洗濯機、その他のハイエンド製品の組み立て作業を行う。Arjun Balakrishan主任によると、グローバル研究開発(R&D)センターを設け、インド市場のニーズに合った製品の開発を手がけることも計画していると言う。
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