SEAnews 2009-02-27 ArtNo.41977

【ムンバイ】Tata Communications Ltd(TCL)は、WiMax周波数域の入札が完了した後、広帯域サービスのリテール子会社Tata Communications Internet Services Ltd (TCISL)の部分権益売却問題を検討する方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月21日報じたところによると、TCLのSrinivasa Addepalli上級副社長(企業戦略担当)は20日催された記者会見の会場で、同紙に以上の消息を語った。それによると、TCLは、TCISLの少数権益を戦略パートナーに売却する用意があるが、WiMax周波数域の入札が行われ、市場価格の評価が可能になった後のことである。TCISLはTCLの100％子会社として分離独立したが、TCLは最大26％の持ち分を戦略パートナーに売却する用意がある。TCISLはマハラシュトラ州Mumbai拠点のTCLの広帯域サービスの小売り事業を手がけている。シンガポールの政府投資会社Temasek HoldingsがTCISLの権益を買収する可能性が2008年3月に伝えられたが、同噂は関係方面により否定された経緯がある。
TCLは、法人向けWiMaxサービスを全国110都市で、WiMaxリテール・サービスを15都市で、それぞれ計画している。
アナリストらは、WiMaxサービス周波数域を手に入れた企業の市価が急騰するものと見ている。インド政府は第3世代(3G)移動体通信とWiMaxの周波数域割り当て入札を今年1月に行うことを予定していたが、様々な理由から入札は延期された。