2009-02-27 ArtNo.41974
◆Tata Power、大型発電事業入札への不参加決定
【ムンバイ】Tata Power Ltd(TPL)は、今日の市場環境の下では資金調達が難しいため、今後大型発電プロジェクト入札には参加しない方針だ。
エコノミック・タイムズが2月20日伝えたところによると、TPLのBanmali Agrawala重役(ED)は20日催されたセミナーの会場で以上の消息を語った。それによると、現在2000億ルピー(US$41億)の資金を調達するのは極めて難しい。投資の損益分岐点は高めになっており、TPLはこれまで以上にプロジェクトの選択に慎重になっている。TPLは現在約6000MW(メガワット)のプロジェクトを手がけており、当面はこれらのプロジェクトを完成することに力を集中すると言う。TPLは現在2300MWの電力を生産している。
一方、ピーク時に16%の電力不足に直面しているインドは2012年までに7万8000MWの発電能力を追加することを目指している。政府は各4000MWの超メガ発電所を9カ所に建設する方針だ。TPLはこの内1件のプロジェクトをおよそ34億米ドルで落札したが、最近の入札には参加を見合わせた。その結果、ライバルのReliance Powerが同プロジェクトを獲得した。
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