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2009-02-20 ArtNo.41956
◆Piramal Life、2年内に新化学物質の市場投入目指す
【ムンバイ】目下、腫瘍/糖尿病/炎症性疾患/抗感染薬領域の研究を進めているPiramal Life Sciences Ltd(PLSL)は、2011年までに最初の新化学物質(NCE:New Chemical Entity)を市場に投入することを目指している。
エコノミック・タイムズが2月11日伝えたところによると、受託製造サービスと後発医薬品の製造を手がける親会社のPiramal Healthcareから、2008年5月に分離独立したPLSLは、様々な臨床試験段階にある複数の新分子種(new molecular entity)を保持している。
PLSLのSomesh Sharma重役(MD)によると、例えば、頭頚部癌、マントル細胞リンパ腫(Mantle cell lymphoma)、悪性黒色腫(malignant melanoma)、多発性骨髄腫(multiple myeloma)の治療に用いるP276分子種は、インド/米国/オーストラリアで、2つの第2段階臨床試験と1つの第1/第2段階臨床試験の過程にある。副作用の少ない頭頚部癌治療薬はまだ存在しないため、PLSLはP276に大いに期待している。世界市場規模は4億米ドルと見積もられる。
グリベック抵抗性慢性骨髄性白血病(Gleevac resistant chronic myeloid leukaemia)の治療に用いるNPB00105分子種は、第1/第2臨床試験の段階にある。
PLSLの経営は、2010年乃至2011年までに採算ラインにのるものと期待してい驕B目下のところ、必要資金は親会社と研究協力者に依存している。米国拠点のMerck & Coとは、腫瘍薬領域で長期にわたる協力体勢を組んでおり、糖尿病と代謝障害領域では、Eli Lillyと提携している。Eli Lillyとは、P1201分子種の第1段階の研究を、またP 2202のカナダにおける第1段階の研究を、それぞれ進めている。
非PPARインスリン感作物質(non PPAR insulin sensitise )P1736の欧州における第1段階の研究はすでに完了したと言う。
業界アナリストによると、PLSLはタイプ2糖尿病薬市場の開拓を通じ好収益をあげることができ、P1736は間もなく市場に投入されるものと見られる。インドのタイプ2糖尿病市場規模は2007年の5億400万米ドルから2012年の11億米ドル以上に成長するものと予想されると言う。
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