1995-12-06 ArtNo.4195
◆<星>3インチ・ドライブが携帯記憶装置の標準に:JTS社長
【シンガポール】3インチ・ハード・ディスク・ドライブ(HDD)は最終的に2.5インチHDDを駆逐し、ノートブックPC(パソコン)等に使用される携帯用HDDのスタンダードになるものと見られる。
インターナショナル・ディスク・ドライブ・イクウィプメント・アンド・マテリアルズ・アソーシエーションが4日催した朝食会でJTSコーポレーションのトム・ミッチェル社長が語ったところによると、3インチド・ライブは既存の3.5インチ・ドライブの技術を踏襲したもので、コストが安い上、厚さも2.5インチ・ドライブと変わらない。加えて表面面積が2.5インチのそれを82%上回るため、記憶容量は大きい。現在2.5インチ・ドライブを使用しているのはIBMと東芝のみで、他社は全く同ドライブを採用する姿勢を見せていない。これに対してコンパックは既に3インチ・ドライブの採用を決定、来年3月から大量生産を開始する。JTSは向こう12カ月間に3インチ・ドライブ100万ユニットを出荷、6%の市場シェアを占めることを目指していると言う。シーゲート・テクノロジー創設者の1人で、シーゲートとコナー・パリファラルズの社長とCEOを務めたミッチェル氏は昨年JTSを新設した。(ST,LZ:12/5)
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