SEAnews 2009-02-11 ArtNo.41930

【チェンナイ】Samsung India Electronics Ltd(SIEL)は2009年12月末までにインド・エアコン市場の15－20％のシェア獲得を目指す。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが2月5／6日報じたところによれば、SIELのRavinder Zutshi副MDはbio sleeplusレーンジのエアコン新製品発表会の席上以上の目標を明らかにした。この日、SIELは2万8000～3万6000ルピーのスプリット・エアコン18モデルと1万6000～2万3000ルピーのウィンドー・エアコン7モデルをお披露目した。
Zutshi氏によると、インドのエアコン市場規模は今年240万ユニットに拡大する見通しで、同社はトップ33都市におけるディストリビューション網を50％拡大するとともに、一連の新製品を投入し、昨年比50％増の売り上げ実現を目指す。
昨年はスプリット・モデルがエアコン販売全体の58％を占めたが、今年は65％に拡大するものと予想される。
これまでにインドに2億米ドルを投資して来たSIELは、今年は2000万米ドルを投資する。同社はこれまで売り上げの4％を広告宣伝費に充当して来たが、これも昨年比10～15％増額する。
SIELは家電市場における販売網を40％拡張、専門店Samsung Plazaの店舗数を今年内に600店に拡大する。今年はデジタル・カメラ、冷蔵庫、LCD TV等の領域のより多くのモデルを発売する。SIELの2008年度総売上は17億米ドルで、今年は25％増を見込んでいる。ちなみに昨年の成長率は30％で、同社の世界売り上げの2％を占めた。
SIELの昨年の輸出売り上げは500クロー(US$1億)だったが、今年は1000クロー(US$2億)の達成を目指す。同社はタミールナド州Chennai工場から南アジア地域協力連合(SAARC)諸国向けにテレビジョンやフロント・ローディング洗濯機等を輸出している。