2009-02-11 ArtNo.41925
◆Ashapura、マハラシュトラ州にアルミナ製錬施設建設
【ムンバイ】Ashapura Minechem Ltd(AML)は4200クロー(US$8.4億)を投じ、マハラシュトラ州の臨海地区Ratnagiriにアルミナ・コンプレックスを建設する。
ザ・ヒンドゥーが2月5日報じたところによると、マハラシュトラ州政府からメガ・プロジェクト・ステータスを認められた同計画の下、1500エーカーの土地に年産50万トンのアルミナ製錬施設と年産15万トンのアルミニウム製錬施設および330MW(メガワット)の発電施設が設けられ、直接/間接に3000人以上に就業機会が創出される。発電所の建設だけで投資額は1320クロー(US$2.64億)にのぼる。AMLは訓練施設を設け、地元民に必要な職業訓練を施すことも計画している。
AMLのChetan Shah重役(MD)によると、同社は2001年から鉱業事業に乗り出し、現在同部門だけで2万5000人を雇用している。マハラシュトラ州におけるボーキサイトの確認埋蔵量は2000億トン以上に達し、総合的アルミナ・コンプレックスを設ける環境が整った。アルミナは中東に輸出することを計画しており、中東におけるアルミナの年間需要は250万トンにのぼる。
AMLはインド最大の鉱山所有者で、世界的なベントナイト輸出業者として知られる。ベントナイトの生産では世界のトップ6社に名を連ね、世界最大規模のボーキサイト輸出業者でもある。アラブ首長国連邦に完全出資子会社と代表事務所を設け、ベルギー、ナイジェリア、オマーン、マレーシアには鉱山や鉱産物処理施設を設けている。インド国内ではグジャラート州/マハラシュトラ州/カルナタカ州/ケララ州/アンドラプラデシュ州/オリッサ州に営業拠点を有する。
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