【ムンバイ】カリフ(Kharif:初冬収穫作物)の作柄は、初歩的予測では1億1530万トンと見込まれ、前年同期を5%ほど下回る。
ビジネス・スタンダードが1月26日伝えたところによると、中央銀行Reserve Bank of India (RBI)はこの日発表した『マクロ経済金融動向2008-09年第3四半期展望(Macroeconomic and Monetary Developments Third Quarter Review 2008-09)』の中で以上の見通しを明らかにした。それによると、カリフ作柄の落ち込みが予想されるのは、豆類と大粒穀類双方の生産量が減少したのに伴うもの。商業作物の中では、脂肪種子、サトウキビ、綿の生産量の下降が予想される。しかし米の生産は昨年同期を多少上回りそうだ。
2009年1月19日までの2008-09年度食料生産は、前年同期を上回った。これは主に、小麦の生産が2倍以上拡大したため。2008年10月31日までの穀物の販売量は、前年同期を僅かに下回った。その結果、Food Corporation of Indiaおよび他の政府機関の穀物在庫は2008年11月1日までの時点でほぼ2倍の約3530万トンに達した。米と小麦の在庫量は規定量を上回っていると言う。