SEAnews 2009-01-28 ArtNo.41883

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabadを拠点に薬理活性原末(Active Pharmaceutical Ingredients)や他の重要薬物(essential drug)の発見開発支援業務を手がけるNeuland Laboratories Limited(NLL)は、ペプチド領域に進出する。
インディアン・エクスプレスが1月23日報じたところによると、NLLのD.R. Rao会長兼ＭＤはこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、ペプチド領域への進出は既存の受託研究および後発APIビジネスと相互補完関係を成し、エンド・ツー・エンドのサービス・プロバイダーを目指す同社の地歩を強化することにつながる。同社は臨床試験や他の創薬サポート・サービス領域への進出も目指しており、ペプチド領域進出はこうした事業多角化計画の一環である。
ペプチド領域への進出は2段階に分けて進める。第一段階はペプチド合成のための製造管理・品質管理基準(GMP:Good Manufacturing Practice)を未だ満たさぬ施設を通じた後発APIおよび受託研究ビジネス市場の開拓。第2段階では後発医薬品会社や特許医薬品会社向けにGMP基準を満たした商業規模のペプチド受託製造サービスを提供する。これにより2年内に総合的なペプチド・バリュー・チェーンを構築、またペプチドを商業生産するための独自技術を開発する。
NLLの第3四半期の純売り上げは83.39クロー(US$1668万)と、前年同期の57.52クローから45％アップ、営業利益も6.9クローから7.48クロー(US$150万)に8.4％増加、純益は1.84クロー(US$37万)を記録した。NLLは今年中に既存APIポートフォリオに約20の新製品を追加する予定と言う。