【チェンナイ】Whirlpool of India Ltd(WIL)は、今年12月末までに2100クロー(US$4.2億)のインド洗濯機市場におけるシェアを現在の15%から22%に拡大する計画だ。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが1月21/22日伝えたところによると、WILのShantanu Das Gupta副社長(マーケッティング)は、6~8キロ・カテゴリーの全自動洗濯機新モデルの発表会の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、ことしはワールプールの創業100周年のため、一連のモデルを投入、シェア拡大を図る。
新モデルの開発に投じた400万米ドルの多くはポンディシェリー工場の新生産ラインに充当した。これらのラインでは一部のハイキャパシティー製品が製造される。今年末までには半自動セグメントの強化策も講じ、また2月から新モデルのマーケッティング・キャンペーンを展開する。同社の2008年の年間広告支出は60クロー(US$1200万)前後だった。
WILは冷蔵庫と洗濯機を強みとしており、総売上に占めるシェアは冷蔵庫が55%、洗濯機 ェ25%で、電子レンジ/エアコンと昨年進出したばかりの浄水器セグメントが残りを占めている。今夏は冷蔵庫とエアコンの新モデルも紹介する。
景気が復調に向かうか否かは、向こう数ヶ月間に明らかになるものと見られる。同社は目下のところは年間ベースではなく四半期ごとに計画を立てている。
WILはハリヤナ州Faridabadに直冷式冷蔵庫工場、マハラシュトラ州Puneに霜取り不要冷蔵庫工場、連邦直轄区のPondicherryに洗濯機工場をそれぞれ設けている。
この日お披露目したWhiteMagicレーンジの全自動トップ・ローディング洗濯機とProfessionalレーンジのフロント・ローディング洗濯機の価格は1万2000~2万4000ルピー。農村部と都市部を含めインドにおける洗濯機の普及率は9%と見積もられると言う。