2009-01-23 ArtNo.41870
◆ドゥカティ、陳列室設置、TCSを技術パートナーに
【ムンバイ】イタリアのモーターサイクル・メーカー、Ducati Motor Holdingは、今夏マハラシュトラ州Mumbaiに同社にとってインド初のショールームを設ける。ドゥカティは20日、Tata Consultancy Services (TCS)をテクノロジー・パートナーに指名した。
エコノミック・タイムズが1月20日伝えたところによると、ドゥカティのインドにおけるディストリビューターを務めるPrecision MotorのAshish Chordia重役(CEO)は20日、全国のメトロ(人口100万以上の都市)に各1店のショールームを設ける計画を明らかにした。それによると、ムンバイに続き12ヶ月以内に、Delhi、タミールナド州Chennai、西ベンガル州Kolkata、アンドラプラデシュ州Hyderabad、カルナタカ州Bangaloreに順次オープンする。
ドゥカティのGabriele Del Torchio社長兼CEOによると、2008年には全世界で4万5000台のバイクを販売した。目下のところインドは同社の主要市場ではないが、5年内に重要市場になる見通しと言う。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが21日報じたところによると、TCSは、ドゥカティの欧州におけるERP(enterprise resource planning)ソリューション導入を支援する多年契約を結んだ。Torchio氏によると、同社は複数の米国企業と情報技術(IT)アウトソーシング契約を結んできたが、今回初めてインド企業と契約した。TCSは2004年以来FerrariにITサービスを提供しており、このこともドゥカティがTCSをパートナーに選んだ理由の1つと言う。両社の契約の詳細は明らかにされていない。
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