【ニューデリー】昨年12月の乗用車(Car)販売台数は8万2105台と、前年同月の8万8271台に比べ6.9%減少した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが1月8/13日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し報じたところによると、乗用車販売は昨年11月には19%の落ち込みが記録され、SIAMは12月にも15%の減少を予想していたが、落ち込み幅は予想を下回った。
多用途車や多目的車を含む乗用車両(passenger vehicle)の昨年12月の販売台数は9万9352台と、前年同月の11万5334台に比べ13.85%減少した。
インド政府は12月に発表した景気刺激パッケージにおいて消費税率を一律4%ポイント引き下げた。これにより小型乗用車(hatchback)に対する消費税率は12%から8%に下降した。今年1月の第2次景気刺激策では、商用車販売の拡大を促す特別措置も発表された。銀行界も金利を引き下げ、消費者の需要喚起に努めている。
業界アナリストらは、金利の一層の下降と、信用危機の終息に伴い、自動車販売は向こう数ヶ月間にマイナス成長から脱却、次期会計年度には低レベルのプラス成長が回復するものと予想している。