2009-01-19 ArtNo.41841
◆インド、カタールにLNG100万トン追加供給要請
【ニューデリー】インドは増大するエネルギー需要に応じるためカタールに対し液化天然ガス(LNG)100万トンの追加供給を要請した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが1月15/16日報じたところによると、石油天然ガス省のRS Pandey次官は、『Petrotech 2009』会議の会場で以上の消息を語った。それによると、カタールは今会計年度上半期にインドに対して6カーゴの供給を約束しており、さらに18カーゴを輸出するものと見られる。しかしインドは一層多くの供給を求めている。
マハラシュトラ州Dabholの2150MW(メガワット)の発電所向けに短期ベースで100万トンのLNGの供給の他、長期契約方式により250万トンの供給を要請している。同追加供給により、電力/肥料業界が直面する燃料不足が軽減される。
カタールのRasGasは、25年契約でPetronet LNGに年間500万トンのLNGを供給している。追加される250万トンも同じ条件で今年9月から供給が開始される。
カタールは、2008年12月までの過去5年間にペトロネットに対し、1mmBtu(million British thermal unit)当たり2.53米ドルでLNGを供給して来た。同価格は今年1月から1mmBtu当たり3.12米ドルに引き上げられたが、依然としてスポット価格の3分の1に過ぎない。例えばShellとTotalの合弁会社はオーストラリアから1mmBtu当たり9.06米ドルでLNGの供給を受けている。
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