SEAnews 2009-01-14 ArtNo.41836

【アーマダバード】最近ソーラ発電政策を発表し、非伝統的エネルギー資源を用いた発電の振興に力を入れるグジャラート州政府は8日、第二弾として『Wind Fall』と銘打った風力発電政策を発表した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月9日、グジャラート州政府の公報とSaurabhbhai Patelエネルギー石油化学部長の言を引用し報じたところによると、州政府は州内の風力発電産業の成長を促す努力の一環として、関係政策に見直しを加え、大胆な修正を施した。州政府は一連の奨励措置を盛り込んだ新政策の下、再生可能エネルギーを用いた発電全体に占める風力発電の比率を10％に高めることを目指す。
新政策の下、企業や組織あるいは協会は、グジャラート・エネルギー開発局(GEDA:Gujarat Energy Development Agency)が指定した場所やその他の潜在性を有する場所に、風力発電装置(WTG:Wind Turbine Generator)を設けることができる。電力の買い上げ価格はこれまでの1ユニット当たり3.37ルピーから3.50ルピーに引き上げられる。また名目的な手数料を支払うことにより2カ所以上に電力を託送(送配電会社の送電線を利用して電力を目的地に届けること)できる。州政府は風力発電領域における研究開発(R&D)や人材開発に対する奨励も検討している。
グジャラート州は国内第3位の風力発電州で、1380MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電能力を有する。これは同州の潜在的な風力発電能力9675MWの13％に相当すると言う。