2009-01-12 ArtNo.41822
◆Vedanta、US$100億オリッサ州投資計画を続行
【ブーバネスワル】Vedanta Resources Plc(VRP)は、世界的景気後退にも関わらず、オリッサ州における5万クロー(US$100億)の投資事業を当初計画通り、継続する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが1月5日報じたところによると、VRPのAnil Agarwal氏は4日、オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣と会談後記者会見し、以上の方針を発表した。それによると、投資計画には、Jharsugudaにおけるアルミニウム精錬所の年産能力を200万トンに、Lanjigarhのアルミナ精錬所の年産能力を500万トンに、それぞれ拡張し、4000MW(メガワット)の発電所を設けることが含まれる。Jharsugudaのアルミニウム精錬所は既にアルミニウムの生産を開始している。Agarwal氏はこの日、首席大臣に、同施設の開所式を主宰することを依頼するとともに、Jharsugudaにアルミニウム・パークを開発する州政府の計画に協力を約束した。アルミニウム・パークには中小企業約700社が入居する予定で、VRPはこれらのテナントに原料のアルミニウムだけでなく、電力も供給する。
Niyamgiriにおけるボーキサイトの採掘を巡り紛糾が生じているものの、Agarwal氏は楽観的見通しを示し、1、2ヶ月中に採掘を開始する方針を明らかにした。それによると、最高裁の支持も得た同プロジェクト現場に、VRPは既に多くのスタッフを派遣していると言う。
Anil Agarwal Foundationが1万5000クロー(US$30億)を投じてPuri-Konark marine driveに国際水準の大学を設ける計画に関しては、6000エーカーの用地の半ばを既に手に入れており、1000床の専門病院を建設する第1期計画に間もなく着手する。米国の著名な建築士Perkins+Willが同病院のデザインを引き受けたと言う。
一方、インディアン・エクスプレスが10日伝えたところによると、オリッサ州政府はRayagada県のSashubahumali-Pasangamaliボーキサイト鉱区のリース権をVRPに与えることを原則的に認めたようだ。Naveen Patnaik首席大臣とAnil会長の最近の会談の席上、州政府は同約束を行ったとされる。VRPはこれ以前に州政府からNiyamgiriボーキサイト鉱区のリースを認められている。Niyamgiri鉱区のボーキサイト埋蔵量は7000万~8000万トンと見積もられ、VRPは別の鉱区の追加リースを求めていた。
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