【コルカタ】全インド自動車輸送会議(ATMTC:All India Motor Transport Congress)は5日から全国的な無期限ストに突入、これにより全国の産業界は1日当たり1万クロー(US$20億)の損失を被る見通しだ。しかしATMTCメンバー自体1日1000クロー(US$2億)の損失を覚悟せねばならない。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが1月4/6日伝えたところによると、ATMTCのCharan Singh Lohara議長は5日記者会見し、以上の見通しを語った。それによるとATMTCは傘下に4000以上の運送業者組合を有し、全国のトラック運送業者約60万社(人)が、ディーゼル油の値下げ、全国的な免許料の一元化、サービス税の免除等を求め、今回のストライキに参加した。
国際原油価格の値下がりに伴い航空燃料(ATF)価格は既に8回下方修正されたが、ディーゼル油に関しては、そうした措置がとられていない。政府は全国一律4%の付加価値税(VAT)が課される申告品(declared goods)リストにATFを加えることを検討しているが、ディーゼル油にも同様の措置が講じられるべきである。
この他、国内タイヤ・メーカーのカルテルを打破するため、タイヤ、取り分けラジアル・タイヤの輸入税を撤廃すべきだと言う。
一方、国営石油会社の職員から成る石油部門幹部職員組合(OSOA:Oil Sector Officers' Association)も賃上げを求め今日(7日)からストライキに突入する見通しだ。