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2008-12-24 ArtNo.41799
◆パニパット石化ハブ、ポリマー産業の成長促進
【チャンディガル】Haryana State Industrial & Infrastructure Development Corporation (HSIIDC)とIndian Oil Corporation Limited (IOCL)がハリヤナ州Panipatの5000エーカーの土地に開発する石油化学ハブは、北部インドの石油化学産業の成長を加速するものと期待されている。
インディアン・エクスプレスが12月24日報じたところによると、パニパット石油化学ハブ事業は、北部諸州の下流部門産業、取り分けポリマー・ベースの産業の成長に寄与するものと見られる。
IOCLはパニパット製油所の年間原油処理能力を600万トンから1200万トンに拡張し、パラキシレン/高純度テレフタル酸(PX/PTA)ユニットの運転を開始するとともに、ナフサ・クラッカーの建設も進めている。石油化学ハブは、製油所のこれらの製品の需要を創出する。
HSIIDC筋によると、第1期計画に必要な1000エーカーの用地の内、これまでに200エーカーが取得された。
HSIIDCは石油化学ハブ開発の民間パートナーをスカウトするため、今後の開発のモデルとして、所有権の方式や開発方式に検討を加えている。来年2月までに民間デベロッパーを決める入札意向書(EOI:Expressions of Interest)を募集する予定で、その後、インフラの開発に着手する。下流部門産業のための各種工業区が設けられ、1万5000クロー(US$30億)以上の投資誘致が目指される。これにより2万人の雇用機会が直接創出され、補助産業部門等により一層の就業機会も間接的に創出される見通しだ。HSIIDCは第1期計画のインフラ開発に500クロー(US$1億)の投資を予定している。
ハリヤナ州政府は2004年6月22日にIOCLと関係覚書を交換、IOCLや将来の投資家に対する奨励パッケージを設けた。同パッケージには無利子ローン、開発地方税の免除、電力税(electricity duty)の5年間免除等が含まれている。IOCLは、ナフサ・クラッカーとポリマー・コンプレックスに対する8000クロー(US$16億)の投資を含め、同プロジェクトに約1万7000クロー(US$34億)を投資する。IOCLは州当局が石油化学ハブ内に誘致する石油化学部門の選定も支援している。最終的に石油化学ハブ事業には2万5000~3万クロー(US$50億-60億)が投資され、高品質なプラスチック産業やポリエステル繊維産業等が勃興する見通しと言う。
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