SEAnews 2008-12-22 ArtNo.41783

【ムンバイ】Honda Siel Cars India Ltd(HSCI)は、インド国内の乗用車需要の軟化からラジャスタン州に設けた新工場の操業を延期する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月18日報じたところによると、ホンダ本社の福井威夫社長は17日記者会見し以上の決定を明らかにした。HSCIのステートメントによると、当初の予定では今会計年度第4四半期に操業を開始するはずだったが、延期した。今後の市場動向も見た上で操業開始のタイミングを決める。新工場の当初年産能力は6万台で、1000クロー(US$2億)の投資を予定している。
その実、ラジャスタン工場では今年9月からエンジンの組み立てを開始、プレス・ショップとエンジン組み立てラインに合計270人が勤務している。
HSCIは市場動向に照らしてウッタルプラデシュ州Greater Noidaの既存工場の月産量も縮小し、適正な在庫水準を維持する。
HSCIの年初8ヶ月(2008/4-11)の販売台数は2万8419台と、昨年同期比22％の落ち込みを見た。しかし11月の販売に限っては、市況全般が低迷する中、City及びAccord新モデルの好調な売れ行きに支えられ、昨年同月比15％の成長を記録した。こうした中で同社はプレミアム・ハッチバック・モデルJazzを予定通り2009年半ばまでに発売する方針を決めたと言う。