SEAnews 2008-12-22 ArtNo.41778

【ジャランダール】パンジャブ州Jalandhar県の古都ジャランダールでは世界的金融危機に伴う景気後退から様々な業界の4万人以上が職を失った。ちなみにジャランダールには市街だけで約100万人、郊外に別に100万人余りが居住している。
インディアン・エクスプレスが12月17日伝えたところによると、ジャランダールには、スポーツ用品の製造と工具等、工学品の製造を手がける2種類の産業が存在する。スポーツ用品の大部分は輸出されている。世界的な景気後退は、輸出相手国の経済以上にジャランダールの輸出産業に深刻な打撃を及ぼし、およそ2万5000人余りのパートタイマーが先ず解雇された。
指導的なスポーツ用品輸出業者の幹部は「5月と6月の受注分は来年1月以降に出荷するはずだったが、延期され、工場や輸出業者の倉庫に在庫が滞留している。このため生産を続ける必要がなくなった」と語った。
スポーツ用品輸出振興委員会(Sports Goods Export Promotion Council)のRana Raghunagh Singh会長兼地域主任によると、ジャランダールからのスポーツ用品の輸出額は5月49.1クロー(US$982万)、6月46.7クロー(US$934万)、7月44.6クロー(US$892万)、8月36.4クロー(US$728万)と下降の一途を辿っていると言う。