【チャンディガル】三井物産の現地法人Mitsui & Company India Pvt Ltd(MCI)はハリヤナ州に日本企業向けの総合的な工業・運輸・ロジスティクス・パーク(Integrated Japanese Industrial, Transportation and Logistic Park)を開発するため8日、ハリヤナ州工業インフラ開発公社(HSIIDC:Haryana State Industrial & Infrastructure Development Corporation)及びIL&FS Infrastructure Development Corporation(IIDC)と関係覚書を取り交わした。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが12月8/9/10日伝えたところによると、プロジェクトは10億米ドルの日本投資を誘致し、直接・間接に約1万人の就業機会を創出するものと期待される。ハリヤナ州のBhupinder Singh Hooda首席大臣の立ち会いの下、調印された覚書に基づき、60日以内にロケーション調査報告書が作成される。
Manmohan Singh首相が今年10月に訪日した際、両国首相は「デリー・ムンバイ産業大動脈計画(DMIC)に関する全般的協力と両国の長期的利益に寄与する互恵的ビジネス関係を促進する」との共同声明を発表した。
ロジスティクス・パーク・プロジェクトは同共同声明の主旨に基づくもので、パーク内には、運輸/ロジスティクス・インフラ、ハイエンドな製造・情報&サービスに照準を合わせた産業・製造業支援施設、訓練施設、電力や省エネ関連の公益施設等が設けられる。
HSIIDCのRajeev Arora重役(MD)によると、ロジスティクス・パーク・プロジェクトはDMICの開発に伴って生じるビジネス機会の活用を目指していると言う。