【チェンナイ】Yamaha Motor India Sales Private Ltd(YMISPL)は来年自動変速スクーターを発売、スクーター市場に進出する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月5日報じたところによると、YMISPLのSanjay Tripathi地域主任はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、YMISPLは同時にモーターサイクル2モデルの発売も計画している。
ヤマハは1985年にインドに進出して以来1990年台初頭までモーターサイクル市場の20%台のシェアを占めていたが、市場の潮流が2ストローク・モデルから4ストローク・モデルにシフトした際、出遅れ、シェアを縮小、昨年は終に2%を割り込んだ。
しかし今年初10ヶ月(2008/1-9)の販売台数は既に14万台に達し、2007年通年の11万5000台を上回った。YMISPLは今年、既存のGladiator/Gladiator Graffiti/G5/Alba/Crux等のモデルに加え、150ccのYZF-R15と153ccのFZ 16を発売した。この他1670ccのMT01と998ccのYZF-R1を輸入し、発売した。この結果、他社がマイナス成長に陥った10月も昨年同月比44%増の1万9000台を販売した。
来年は、スクーターとモーターサイクル2モデルを発売する他、より多くの都市に『Yamaha Direct Shop』チェーンを展開する計画だ。現在はDelhiに2店、マハラシュトラ州のMumbaiとPuneに各1店を設けており、西ベンガル州Kolkataに間もなく新店舗をオープンする。
この他、『Ridetech』の催しを通じレーシング・カルチャーをプロモートするとともに、特定のディーラー店で、ヘルメット、ジャケット、手袋、Tシャツ等のシグネーチャー・アパレルを販売、ブランド・イメージの普及を図る。近く靴や、後部座席用頭巾、スポーティーなテールパイプ等も追加する。ディーラー店の3分の1には、グループ金融部門のBussan Auto Financeが出店しているが、2年内に全店に金融カウンターを設ける計画と言う。