NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2008-12-10 ArtNo.41747
◆National Aluminium Company、赤字転落の危機に
【コルカタ】National Aluminium Company (Nalco)は、ロンドン金属取引所(LME:London Metal Exchange)におけるアルミニウムの価格が、世界的景気後退を背景に12月3日、過去最低のトン当たり1586米ドルに落ち込む中、創業以来初の赤字転落の危機に直面している。
ビジネス・スタンダードが12月5日消息筋の言として報じたところによると、LMEにおけるアルミニウムの価格は今年7月にはトン当たり3000米ドルの水準だったが、世界的な景気の落ち込みで8月以来下降の一途を辿って来た。海外では多くのアルミニウム会社が打撃を受け、一部は赤字に転落した末、操業停止に追い込まれた。
地元観測筋によると、トン当たり価格が1800米ドルを割り込んだ過去6日間警報が鳴り続けている。NALCOはなお黒字経営を続けているものの一層の値下がりが生じるなら経営が難しくなる。同社は過去2ヶ月間にLMEの動向に合わせ5度にわたり価格を下方修正した。NALCOは製品の約35%を輸出し、残りの65%を国内市場に供給している。
NALCOのA.K.Sharma重役(ED)は極めて厳しい状況に立たされていることを認めたが、値下がりに伴う生産削減の可能性は否定した。同氏によると、製品価格の下降とインプット・コストの上昇はNALCOの経営を困難に陥らせている。
このためインプット・コストを削減する様々な策を講じており、取り分け発電所の燃料として専ら国産石炭を用いる方針を決めた。同社はMahanadi Coalfields Ltd (MCL)から石炭を調達して来たが、国内における石炭の供給が逼迫する中で過去数ヶ月輸入石炭を発電燃料として使用して来た。
国産石炭のトン当たり価格が800ルピーであるのに、輸入石炭のそれは9500ルピー前後にのぼる。輸入石炭の使用でアルミニウムのトン当たり製造コストは9000ルピーアップした。今後は960MWの発電燃料としてMCLの石炭のみを用いる。この他、ある種のプロセスの調整も進めており、こうした努力を通じ今会計年度の残りの期間に毎月180クロー(US$3600万)のコスト削減が望める。
現在、輸入石炭の在庫は8000トン、MCL製石炭の在庫は約10万トンで、同社はMCLに対して1日最低1万6000トンの石炭供給を確保するよう求めている。NALCOは合計419ポット(坩堝)を稼働させ、1日約1000トンのアルミニウムを生産していると言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.