【ニューデリー】国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)は、送配電網プロジェクトのターンキー契約獲得を目指し、東芝と合弁交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月3日、政府筋の消息として伝えたところによると、合弁プロジェクトは間もなく離陸する見通しで、BHELは初年度に1000クロー(US$2億)の売上げを見込んでいる。BHELは、今年9月、送配電プロジェクトをEPC(engineering, procurement and construction)方式で進めるための合弁パートナーを求め国際入札を募集した。
インド政府は2012年までに7万8577MW(メガワット)の発電キャパシティーを追加する計画で、これに伴い向こう数年間に3万7150MWの州際送電網を新たに構築する必要がある。国営送配電会社Power Grid Corporation of India Ltd (PGCIL)は2012-13年までに1200kvの高圧送電網を敷設するとともに、2025-26年までに各1200KV、合計変圧キャパシティー10万MVAの変電所を約35設ける計画だ。
BHELは以上の計画に必要な設備機器の納入・据え付け契約の獲得を目指している。BHELは、220/400 kVクラスの変電所ターンキー契約市場のリーダーで、国内最大の変電設備製造業者でもある。また高圧直流(HVDC)技術を保持する唯一のインド企業と言う。