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2008-12-03 ArtNo.41725
◆国産技術採用の高速増殖炉12基近く稼働
【ハイデラバード】原子力局(DAE: department of atomic energy)は、来年末までに高速増殖炉(FBR:fast breeder reactor)23基を稼働させる計画で、内12基は国産技術を採用する。
インディアン・エクスプレスが11月29日伝えたところによると、原子力委員会(the Atomic Energy Commission)のAnil Kakodkar会長兼DAE次官はこのほど以上の消息を語った。それによると、これは第11次五カ年計画の一環で、DAEは、沿岸地域のFBR設置候補地をリストアップするとともに、国産技術の開発を梃子に、インドを世界的な原子力発電プロジェクトのサプライ・ハブにすることを目指している。
DAEは先ず700MW(メガワット)のFBR3基と改良型重水炉(AHWR:Advanced Heavy Water Reactor)1基を設ける。また軽水炉(light water reactor)10基も設けることを計画、こちらは世界各地の設備業者から設備機材の納入を受ける。既に関係交渉が進められている。
FBRのプロットタイプが数年後に稼働すれば、インドは規模の上で世界第2の発電用FBR使用国になる。さらに1000~1500MWの反応炉6~8基を設ける4~5カ所の候補地も選定済みだ。これらの反応炉の国産比率は約80%で、国際納入業者と関係交渉を進めている。候補地は何れも沿海地域に位置しており、中央政府の認可取得手続きが進められている。
FBRプロジェクト専門会社Bharatiya Nabhikiya Vidyut Nigam Ltd(Bhavini)会長も務めるインド原子力発電公社(NPCIL:Nuclear Power Corporation of India Ltd)のSK Jain会長兼MDは、タミールナド州Kalpakkamに設けるFBRに関して、「プロジェクトはスケジュール通り進捗しており、2011年までに稼働する予定だ」と語った。同氏によると、土木工事は間もなく完了し、安全対策も既に講じられている。また新たなウラニウム鉱山も発見され、ウラニウムの国内供給は2倍に拡大する見通しと言う。
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