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2008-12-03 ArtNo.41720
◆第二四半期のGDP成長7.6%に鈍化
【ニューデリー】今会計年度第2四半期(2008/7-9)の国内総生産(GDP)成長率は7.6%と、前年同期の9.3%、今年第1四半期の7.9%を下回った。とは言え7.6%の伸びはそれほど悪くなく、実際のところ予想を上回った。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月28/29日、大蔵省の発表を引用し伝えたところによると、世界的景気後退に対する懸念が高まる中で、大きな成長鈍化に至らず、政府や中央銀行の通年の成長予測に近い伸びが実現できたのは、主に建設部門とサービス部門が堅調な伸びを維持したことによる。大蔵省のチーフ・エコノミストArvind Virmani氏によると、インド政府は今年通年のGDP成長率を7~8%、中央銀行は7.5~8%と予想しているが、今年上半期(2008/4-9)のGDP成長率は7.8%と、以上の予測値の範囲に収まった。とは言え前年同期の9.3%には及ばない。
今年第2四半期の部門別成長率を見ると農林水産業2.72%(4.66%)、工業6.06%(9.43%)、サービス9.56%(10.54%)と、何れも前年同期の伸び率(括弧内の数字)を下回った。
この内工業部門の内訳を見ると、鉱業3.89%(5.46%)、製造業4.96%(9.20%)、電気・ガス・水道3.60%(6.88%)、建設9.68%(11.76%)と、やはりそろって前年同期の伸びを下回ったが、建設部門の健闘が目立つ。
サービス部門の内訳は、商業・ホテル・運輸・通信10.80%(11.04%)、金融・保険・不動産・ビジネス・サービス9.16%(12.37%)、共同体・社会・個人サービス7.63%(7.71%)と、商業・ホテル・運輸・通信部門は二桁成長を維持した。
一方、今会計年度当初7ヶ月(2008/4-10)の財政赤字(fiscal deficit)は11万7070クロー(US$234.14億)と、昨年同期を54.5%上回り、今年通年の予想赤字総額の87.8%に達した。年初7ヶ月の経常収支赤字(revenue deficit)も8万7027クロー(US$174.048億)と、前年同期を57.7%上回った。
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