SEAnews 2008-12-01 ArtNo.41716

【ラクナウ】世界的不景気の影響が懸念されているにも関わらずインド経営管理学院ラクナウ校(IIM-L:Indian Institute of Management Lucknow)の夏期校内求職求人会には昨年を15％上回る114社が参加した。
インディアン・エクスプレスが11月22日報じたところによると、McKinsey & Co／The Boston Consulting Group／PriceWaterhouse Coopers等のトップ・コンサルティング会社の他、Tata Group／Aditya Birla Group／RPG group等の地場コングロマリットも訪れ、少なからぬ学生と雇用契約を結んだ。
業種別に見ると、全体の34％の学生は戦略＆コンサルティング、32％は金融、24％(90人)は Hindustan Unilever ／P&G／Diageo／Nokia／Johnson & Johnson／Asian Paints／Cadbury／Nestle等におけるマーケッティングの実習を、残りの10％(35人)は起業家やスタートアップ企業における実習を選択した。
興味深いことは、ニュー・ベンチャーのポストが企業側から熱心に売り込まれただけでなく、学生側も大きな関心を示したこと。こうした学生の多くは、IIM Lucknow出身者でもある起業家自身と密接な関係を保ち、様々な領域にまたがる豊富な業務経験を積むことに関心を抱いたようだ。
IIM Lucknowスポークスパースンによると、今回の夏期職業斡旋会は学生の期待にそうことができた。これらの学生の多くは既に豊富な就業経験を有すると言う。
しかしビジネス・スタンダードが25日伝えたところによると、ウッタルプラデシュ州の他のビジネス・スクールの職業斡旋会は閑古鳥が鳴く有様で、学生達は前途に不安を高めている。IIM-Lの職業斡旋会は例外的事例と言う。