【コルカタ】韓国企業Samsungは、インドにおける消費者用電子製品業務と携帯電話端末製造業務を統合、この結果Samsung India Electronics Ltd(SIEL)がSamsung Telecommunications India Company(STIC)を吸収合併することになった。
エコノミック・タイムズが11月25日報じたところによると、SIELとSTICは韓国の親会社Samsung Electronics Coの完全出資子会社。Samsung Electronics(South West Asia HQ)のW T Yang部長は、「合併によりコストが節約できる他、営業や生産面の協働効果が望める」としている。合併後SIELは、消費者用電子、情報技術(IT)、テレコムの3部門を傘下に収める。デリー高裁は最近、両社の合併を許可した。SIELのR Zutshi重役(MD補)が消費者用電子部門、Sunil Duttカントリー主任が携帯電話端末部門、Ranjit Singh Yadav氏がIT部門の、それぞれ長を務め、SIELのSH Oh重役(MD)が、これら3部門を統括する。
これら3部門の2007年の合計売上げは13億米ドルで、今年は30%の成長が見込まれている。SIELはセールス&マーケッティング、製造、研究開発(R&D)を手がけており、ウッタルプラデシュ州Noidaに携帯電話端末と消費者用電子製品の製造を手がける第1工場を、タミールナド州Chennaiにテレビジョンと洗濯機を製造する第2工場を、それぞれ保持する。またNoidaには、デジタル媒体製品及び携帯電話のソフトウェアの開発を手がける2つのソフトウェア・デベロプメント・センターを有する。
SIELは今年、消費者用電子ビジネスの支店数を20店から50店に拡大するとともに、消費者用電子部門と携帯電話部門の専門職スタッフを増員している。