【ニューデリー】Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)は、最近発売したモーターサイクル153cc FZ-16に対する市場の反応が旺盛なことから、ウッタルプラデシュ州Surajpur工場の日産量を現在の350台から500台に拡大する計画だ。
インディアン・エクスプレスが11月24日報じたところによると、YMIPLのPankaj Dubey営業主任はこのほど以上の方針を明らかにした。それによると、現在の販売量は専ら供給量に依存しており、目下の所供給不足に陥っている。FZ-16については10-12月の間に合計2万5000台の販売を目指すと言う。
YMIPLのSanjay Tripathi地域主任によると、10月に発売されたFZ-16の店頭価格(ex-showroom All India)は6万5000ルピーで、これまでに2万2000台を受注、支払いも得ている。しかし品質を維持する上から生産規模は徐々に拡大する方針だ。注文から引き渡しまでの待ち時間は28日から最長50乃至80日に達すると言う。
消息筋によると、一部のディーラーは即納を希望するバイヤーから1万ルピーの追加料金を徴収している。YMIPLは先月、8万台を製造し、完売したと言う。
Dubey氏によると、FZ-16の需要は150ccのYZF-R15モデルを上回っている。同社はこれまでにYZF-R15を1万8000台販売した。YMIPLは、この他、1670ccのMT01、998ccのYZF-R1、125ccのGladiator Type SS & RS/Gladiator Graffiti、106ccのG5/Alba/Crux等を販売している。来年は125cc以上のバイク2モデルを追加する他、自動変速スクーターを発売する可能性を検討している。旧モデルの販売を停止する可能性に関して、Dubey氏は「それは需要次第」と語った。
ヤマハは、工場のアップグレード、マーケッティング、ディーラー網の拡張に今後3年間に800クロー(US$1.65億)を投資する。ハリヤナ州FaridabadとSurajpurの2工場の合計年間製造能力を現在の40万台から2010年までに80万台に拡大する。またその時までに、ディーラー網も現在の330店から1500店に拡張すると言う。