2008-11-24 ArtNo.41688
◆Nanoに続きホンダ/三菱もグジャラート進出に関心
【アーマダバード】Tata Motors Ltd(TML)が超小型車Nanoの製造拠点を西ベンガル州からグジャラート州に移す方針を決めた後、日本の自動車大手、ホンダと三菱も同州進出の意向を表明した。
エコノミック・タイムズが11月18日報じたところによると、ホンダと三菱の幹部チームは、先週訪日したグジャラート州代表団のメンバーと会談した。グジャラート州首席大臣オフィスによると、グジャラート工業開発公社(GIDC:Gujarat Industrial Development Corporation)のMaheshwar Sahu重役(MD)と意見を交換した両社幹部は何れもグジャラート州への投資に関心を表明した。同会談にはホンダのGM、三菱の上級幹部、グジャラート州政府とグジャラート州産業界の11人の代表が参加した。
代表団は東京とソウルを訪問、日本貿易振興会(JETRO)及び大韓貿易投資振興公社(Korea Trade-Investment Promotion Agency)と、2009年1月に催すグジャラート国際投資家会議『Vibrant Gujarat Global Investors Summit』に関して協議した他、5日間に30回の個別会談を行った。
グジャラート州政府は、『デリー・ムンバイ産業大動脈(DMIC:Delhi Mumbai Industrial Corridor)』プロジェクトの40%が同州に位置するとして、多国籍自動車メーカーの誘致を図ってきた。Maruti Suzukiが年間25万台の輸出拠点を同州Mundra港に設ける方針を決めた理由にもDMIC構想が関わっている。このためNanoプロジェクトの同州移転が決まって以来、州政府は日本自動車メーカーの誘致に全力を傾注して来たと言う。
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