SEAnews 2008-11-19 ArtNo.41674

【ニューデリー】インド再生可能エネルギー開発機構(IREDA:Indian Renewable Energy Development Agency)は第11次五カ年計画期間に再生可能エネルギー・プロジェクトにおよそ1万7000クロー(US$35.05億)を投じる。
インディアン・エクスプレスが11月14日伝えたところによると、IREDAのDebashish Majumdar会長は同紙に以上の消息を語った。それによると、計画委員会は第11次五カ年計画期間に、8万クロー(US$164.95億)の再生可能エネルギー・プロジェクトが進められ、1万5000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電能力が追加されると見ている。新・再生可能エネルギー省傘下のIREDAは、この内5000MWの発電プロジェクトに1万7000クローの資金を供与する。内70％は風力発電プロジェクトで、残りの30％は、太陽／バイオマス／水力発電プロジェクトで占められる。
IREDAは今会計年度中に外国市場で1000クロー(US$2.06億)を調達する。IREDAはKfW Germany／European Investment Bank／Nordic Bankを含む複数の外国金融機関と借入交渉を進めている。2009年1月にはKfW Germanyからおよそ7000万ユーロを借り受ける予定で、残りの資金は他の金融機関から取り入れることになる。IREDAはゼロ・クーポン債を発行することも検討している。
インド政府は、再生可能エネルギー・プロジェクトやエネルギー効率化プロジェクトを支援する資金を国内及び国際市場で調達するため、IREDAを創設した。IREDAは昨年は580クロー(US$1.20億)のファンディングを行ったが、今年はほぼ2倍の1000クローを目指していると言う。