2008-11-12 ArtNo.41648
◆大和薬品、Elder Pharmaとライセンス契約
【ムンバイ】大和薬品株式会社(東京都世田谷区)は、マハラシュトラ州Mumbai拠点のElder Pharmaceuticals Ltd(EPL)とライセンス契約を結んだ。同契約の下、EPLは大和の食品薬(nutraceutical)をインド国内で販売する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが11月8日報じたところによると、EPLは7日ボンベイ証券取引所(BSE)に以上の報告を行った。それによると、大和は食品薬及び機能性食品(functional food)の販売を手がけており、インド市場に新製品『IMBRAN』を紹介することを計画している。 IMBRANは免疫性を高める効能を有し、BioBran商標で米国や欧州を含む40カ国以上で販売されている。
EPLはマハラシュトラ州のNerul/Pawane/Patalgangaに3工場を有し、自社の医薬品の他、多国籍製薬会社の医薬品の受託製造も手がけている。EPLのAlok Saxena取締役によると、大和との提携は、年率28%の成長を遂げるインド食品薬市場を開拓する戦略の一環をなしている。EPLは既に同市場に強固な足場を築いており、IMBRANの販売を通じ同プレゼンスの一層の拡大を図る。カプセル入りIMBRANは既に10月から全国で販売が開始されている。
大和の二宮泰夫社長によると、両社の提携は決してIMBRANに限定されるものではなく、大和の他の製品もインド市場に紹介する可能性をEPLと協議していると言う。
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