2008-11-10 ArtNo.41640
◆Tata Steel、Jamshedpur工場に300万トン新高炉増設
【ニューデリー】Tata Steel Ltd(TSL)は11月3日、ジャールカンド州Jamshedpurの工場に熔銑年産能力305万トンのI高炉を増設する起工式を催した。これは1万4000クロー(US$28.87億)拡張計画の一環で、同拡張計画の下、Jamshedpur工場の年産能力は2年内に1000万トンに達する。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが11月3/4日報じたところによると、TSLのB Muthuraman重役(MD)は、同社ステートメントの中で、「これは生産性向上のためのプロジェクトであり、Jamshedpurを最良の鉄鋼生産拠点にすることを目指すもの」と述べている。それによると、Larsen & Toubro(L&T)/PW Italia/PW India/PW Luxembourg等から成るコンソーシアムが設計・納入・据え付け・試運転を引き受けた新高炉は2010年11月までの稼働が目指される。これにより、Jamshedpur工場の年産能力は現在の680万トンから2010年までに1050万トンに拡大する。ちなみにJamshedpur工場では、6ヶ月前に年産180万トンのH高炉が稼働したばかり。
TSLはこの他、ジャールカンド州に投資額4万2000クロー(US$86.60億)/年産1200万トン、オリッサ州に投資額2万2000クロー(US$45.36億)/年産600万トン、チャッティースガル州に投資額1万8000クロー(US$37.11億)/年産500万トンの、新鉄鋼プラントを設ける計画で、目下用地買収作業を進めていると言う。
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