2008-11-10 ArtNo.41635
◆インフレ率10.72%、僅かに加速
【ニューデリー】連続5週間減速傾向を見せていた卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレ率は10月25日までの1週間に10.72%と、前週の10.68%に比べ再度僅かに加速した。これは主に野菜、豆類、穀物等の一部必需品や、ある種の製造業品目の値上がり幅が再び拡大したため。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが11月6/7日報じたところによると、今年8月9日までの1週間にピークの12.91%をマークしたインフレ率は、その後鈍化傾向を辿っていた。昨年同期のインフレ率は3.11%だった。
WPIは前週の238.3から10月25日までの1週間に238.5に0.1%上昇した。グループ別上昇率を見ると、一次産品(Primary Articles)は11.41%(10.92%)、必需品30品目は7.51%(7.47%)と、それぞれ前週の値上がり率(括弧内の数字、以下同様)を上回った。しかし燃料/電気/照明/潤滑油(Fuel, Power, Light and Lubricants)グループは14.09%(14.09%)と横ばいで、製造品目(Manufactured Products)は9.09%(9.26%)に鈍化した。
一方、8月30日までの1週間のインフレ率はこれ以前に発表された暫定数字12.10%から12.38%に上方修正された。
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