【ニューデリー】インド最大の乗用車輸出会社Hyundai Motor India Ltd(HMIL)は、世界的景気後退から最大25%の輸出削減を強いられている。
インディアン・エクスプレスが11月3日報じたところによると、HMILのHS Lheem重役(MD)はこのほど以上の消息を語った。それによると、HMILはハッチバックi10を武器に米国市場進出を計画したが、型式認定問題から計画の棚上げを強いられた。この他、南アフリカ、コロンビア、アイスランド等の国から出荷の延期を求められている。
HMILのRajiv Mitra広報主任はインディアン・エクスプレスに一部の国が出荷延期を求めていることを確認した。しかし南アフリカ/コロンビア/アイスランド3国は何れも小規模市場のため、合計しても同社の輸出の最大25%を占めるに過ぎない。あるいは来年一層の影響が顕在化する恐れも有るが、今のところ契約解消を求めたものはない。輸出はHMILのインドにおける生産の50%を占めている。一般に輸出注文は2ヶ月前になされるため、12月までの注文は確保している。今後は、アジア太平洋地域の新市場の開拓に努め、輸出目標の達成を目指す。目下、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンの開拓を目指していると言う。