【ニューデリー】Essar Steel Ltd(ESL)は、国営National Mineral Development Corporation Ltd(NMDC)管理下の350万トンの鉄鋼資源を、国営鉱物貿易会社Mining and Mineral Trading Corporation (MMTC)に割り当てることに異議を唱え、Manmohan Singh首相に介入を求めた。
エコノミック・タイムズが10月27日報じたところによると、ESLのShashi Ruia会長は首相に宛てた書簡の中で、次のように指摘している。上記の割当を認めれば国庫は6500クロー(US$13.40億)の収入をフイにする。何故なら350万トンの鉄鉱石を国内で加工すれば、少なくとも200万トンの付加価値製品を輸出し、15億米ドルの外貨を稼げるからである。首相はNMDCに鉄鉱石の輸出を見合わせるよう指示すべきである。ESLはNMDCに対してFOB輸出額を補填する用意があると言う。