【ニューデリー】インド国有鉄道Indian Railways(IR)は、燃料コストを削減するため、ディーゼル油と圧縮天然ガス(CNG)の何れも燃料として用いることができるDF(dual fuel)エンジンを開発する方針を決めた。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが10月26日、鉄道省幹部の言として伝えたところによると、第1期計画として既存のディーゼル機関車50台にDFエンジンが装備される。プロジェクトの調整役を務めるインド鉄道代替燃料機構(IROAF:Indian Railways Organisation for Alternative Fuel)は、機関車50台のエンジンをDFエンジンに転換する入札を既に募集している。CNGを機関車に供給できる場所が限られていることから、当面一部の路線にのみDFエンジン車が導・ウれる。
IRはディーゼル油の購入に年間約8000クロー(US$16.49億)を支出しているが、CNGの採用はコスト削減に寄与するだけでなく、大気汚染の軽減にもつながると言う。