2008-10-29 ArtNo.41600
◆Solar Semiconductor、Trans-Indiaを逆買収
【ハイデラバード】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)のN. Vaghul元会長とベンチャーキャピタリストのVenkatadri Bobba氏が共同で米国に設立した企業買収を専門に手がける特殊目的会社Trans-India Acquisition Corporation(TIAC)は、アンドラプラデシュ州Hyderabadに年産75MW(メガワット)の太陽電池モジュール工場を有するケーマン諸島籍のSolar Semiconductor Ltd(SSL)の80%権益を、株式のスワップを通じ買収することで合意した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが10月29日伝えたところによると、SSLのHari Surapaneni社長兼CEOは28日記者会見し以上の消息を明らかにするとともに、取引はその実SSLによるTIACの逆買収で、その目的は米国に足場を築くことと語った。それによると、取引に現金の授受は伴わないが、買収価格はおよそ3億7500万米ドルと見積もられる。取引の完了に伴い米国にSolar Semiconductor Corporation(SSC)と言う新会社が誕生する。SSL取締役会にTIACの代表が1人加わるのみで、SSLの経営陣は現状のまま維持される。
SSLの2008年3月期年商は1520万米ドル、2008年6月期四半期売上げは2730万米ドルと2008年9月期四半期のそれは2720万米ドルで、2009年3月期年年商は1億4000万米ドルに達する見通しだ。SSLは欧米の顧客9社と2011年までに20億米ドルの収入をもたらす契約を結んでいる。また今会計年度末までに年産能力は200MWに拡大すると言う。
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