1995-12-02 ArtNo.4159
◆<印尼>バタム島に航空機メンテンス・センター建設
【ジャカルタ】PTバタム・エアクラフト・メンテナンス(BAM)は180億ルピア(S$1090万)を投じ、バタム島のハン・ナディム空港近くに広胴型航空機3機を同時に修理できる格納庫を建設する。
BAMはインドネシアの航空機メーカーIPTN(25%)、域内航空会社のスンパティ・エアー(20%)、ヤヤサン・アディ・ウパヤ(20%)、PTサルティム(10%)、シンガポールのシンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース(25%)の合弁会社で、このほど当該格納庫の起工式を催した。インドネシア空軍のリロ・パンブディ司令官が席上語ったところによれば、来年完成予定の同格納庫はシンガポールのチャンギ空港では捌ききれない保守サービスを引き受けることができる。チャンギ空港は最早新規顧客のメンテナンスを引き受け切れなくなっていると言う。
一方、ハン・ナディム空港の滑走路はこれまでの3600メートルから4000メートルに延長され、ボーイング747-400クラスの航空機の離着陸も可能となった。同空港は12月11日にスハルト大統領の臨席の下に正式オープンするが、ザイヌディン・シカド航空輸送局総監は火曜、「ハン・ナディム空港は国際ハブとしての地位をチャンギ空港と争うことができる。ハン・ナディムで供給される航空燃料はシンガポールに比べ20%安い」と指摘している。(ST,BT,LZ:12/1)
|