2008-10-24 ArtNo.41576
◆Reliance Infra、ジャールカンド鉄鋼事業候補地リストアップ
【ランチ】Anil Ambani氏に率いられるReliance Infrastructure Ltd(RIL)は、ジャールカンド州における4万クロー(US$82.47億)鉄鋼プロジェクトの候補地として3カ所をリストアップした。
インディアン・エクスプレスが10月21日報じたところによると、ジャールカンド州政府のA K Basu総務次長は、このほど以上の消息を語った。それによると、RILは先月州政府に提出した提案書の中で、年産1200万トンの鉄鋼プロジェクト候補地としてGovindpur/Hazaribag/Bokaroの3地を列挙している。州政府工業部は同提案書を審査した後、Basu氏を長とする執行委員会(empowered committee)に提出した。委員会は関係部門の意見も聴取し同提案書に検討を加えている。同プロジェクトは追って州政府の閣議にかけられ、また公共部門コンサルタント会社Metallurgical & Engineering Consultants(MECON)の点検を受けることになる見通しだ。
RILは、上記プロジェクトのために1万エーカーの用地と向こう30年間にわたり6億トンの鉄鉱石の供給を確保する必要がある。ジャールカンド州では、RILの他、ArcelorMittal/Tata/JSW Steel/JSPL/Essar/Ispat等の鉄鋼会社も新規鉄鋼事業や発電事業を計画しているが、これらのプロジェクトの大部分が原料の調達困難、用地確保の遅れ、住民の反対運動等の問題に直面している。州政府はリハビリテーション&再定住政策(rehabilitation and resettlement policy)を制定したものの、同州に進出を図る企業は依然として住民との紛争に直面している。
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