2008-10-22 ArtNo.41564
◆Universal、西ベンガルに1万MW発電所建設
【コルカタ】西ベンガル州政府は16日、シンガポールを拠点にするUniversal Success Enterprises傘下のUniversal Success Energy(USE)と覚書を交換した。後者は同覚書の下、6万クロー(US$123.71億)を投じ、同州に1万MW(メガワット)の発電所を建設するとともに、港湾を設ける。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが10月17日伝えたところによると、海外在住インド人Prasoon Mukherjee氏傘下のUAEは過去3年間に西ベンガル州政府と様々な投資プロジェクト契約を結んだが、まだ1つも離陸していない。
西ベンガル州政府のAmit Kiran Deb総務次長によると、1万MW発電所は同州初の独立電力プロジェクトと言う。
ムケルジー氏によると第1期計画として、2012年までに1万1000クロー(US$32.99億)を投じ2000MWの発電施設を設ける。燃料の石炭はインドネシアから輸入するため、同時に5000クロー(US$10.31億)を投じ、発電所に隣接する300~400エーカーの土地に年間3000万トンの石炭の荷役が可能な港湾も建設する。第1期計画は用地を確保した後、4年で完成する。第1期計画だけで1000エーカー、最終的に3000~3500エーカーの土地を必要とする。プロジェクトは西ベンガル州の沿岸地帯で進められるが、最終的ロケーションは未定。
USEは市場価格で住民から直接5000エーカーの土地を購入する計画で、西ベンガル州の住民がプロジェクトを欲することが確認された場合にのみ、プロジェクトは実行に移される。グループはインドネシアに石炭鉱区を確保しているため、石炭供給に問題はない。グループは発電所建設の経験を有せず、如何なる技術を用いるか、どれほどのサイズのボイラーを用いるかも未定だが、事業化調査前報告書を2ヶ月以内に提出する。最終的に1万4000人の就業機会が創出される。
グループは、マハラシュトラ州とグジャラート州でも同様の発電プロジェクトを手がける計画で、これらの州政府からも全面的な協力を得る約束を得ていると言う。
|