SEAnews 2008-10-20 ArtNo.41559

【ニューデリー】米国の大手製薬会社Merck & Co, Incが完全出資するMerck Sharp & Dohme (MSD) Pharmaceuticalsは14日、インド初の子宮頸管癌ワクチンGARDASILを発売すると発表するとともに、今後2、3年内に水痘、Ａ型肝炎、帯状疱疹等様々な疾病を予防する各種ワクチンを紹介する計画を明らかにした。
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月14／15／16日報じたところによると、MSD IndiaのDr Naveen A. Rao重役(MD)は14日催されたGARDASIL発売記念記者会の席上、以上の計画を明らかにした。
それによると、ヒトパピローマウイルスまたはヒト乳頭腫ウイルス(HPV:human papillomavirus)が原因で発症する子宮頸管癌は、インドの女性が最も多くかかる癌で、毎年13万人以上が子宮頸管癌と診断されている。
MSDは現在、インドで2種類のワクチンを販売しており、今後2、3年内に別に4種類のワクチンを発売する。これによりMSDは2013年までに1000クロー(US$2.06億)のインド・ワクチン市場のトップ・プレーヤーに浮上すると言う。